*素質シリーズ - ページをめくる - *素質Ⅶ

素質シリーズの第七弾。
今回は城之内の一人称でございます。
言葉責めプレイが苦手な方は、ご注意下さいませ(´∀`)

 




 女を言葉の誘導とそれによる想像だけでイカせられたら最高だと思わねー?

 というのは先程までだべっていた悪友の談。
 勉強しなければいけない筈の学校でこんな話をしている時点で色々ツッコミ処があるけど、それが健全な男子高校生ってもんだから仕方が無い。
 ていうか…本当に言葉と想像だけでイカせられるもんなんかな?
 この時点でやる気になっているオレもどうかと思うけど。でもなぁ…、海馬は女じゃなくて男だしなぁ…。いくらドMでも、流石にどこにも触られなければイキようが無いんじゃないか…?
 あーでもでも、あの海馬だしなぁ…。やってみたら意外とイケたりしちゃったりして…。
 うん。コレはアレだな。試してみるしかないってヤツだ。


「という訳で、こういう事になっているんですよ。海馬君」
「何が『という訳』だ!! 貴様…っ、巫山戯るなぁー!!」

 深夜の海馬邸に海馬の怒声が響き渡る。
 昼間の学校でいいネタを仕込んできたオレは早速それを実行すべく、バイトが終わると同時に真っ直ぐに海馬邸へとやって来ていた。残念ながら海馬はまだ会社から帰って来ていなかったけど、これ幸いとオレは勝手にクローゼットの側に置いてあった姿見の鏡を持って来て、ベッドのすぐ脇にへとセットする。そして自分でベッドに座ったり立ったりしながら角度調整をしていたら丁度海馬が帰って来たので、部屋に入って来た直後にあっさりと捕獲した。
 海馬が突然の襲撃に反応出来ない内に慣れた手つきでさっさとスーツを脱がせてしまい、抜き去ったネクタイで後ろ手を一つに縛って寝室へと連れて行く。ベッドの上に放り投げた辺りで漸く我に返ったのか、海馬が慌てて抵抗し始めたのでその身体を押さえ込みつつ、ベルトを外して下着ごとスラックスを抜き去った。そして、混乱する海馬に昼間の悪友との会話を話して聞かせたら、返って来たのが先程の怒鳴り声という訳だ。

「貴様…っ! どこにも触らないで言葉だけでイケる筈なかろう! それでイケれば何の苦労もしないわ…っ!!」
「うん、オレもそう思うんだけどな。お前ならやれそうな気がするんだよね。だからちょっと協力してよ。…よいしょっと」
「うわっ…! じ…城之内…、何をしている!!」
「何してるって…。お前をオレの膝の上に載せているんですよ? ほら、前見てみ?」
「なっ…!? この姿見、一体どこから持って来た!?」
「クローゼットの所にあったヤツだよ。そのまま前見ててね。はい、開脚ー!」
「や、やめろ馬鹿…っ!!」

 オレは丁度鏡の目の前になるようにしてベッドの端に座り、Yシャツ以外の全ての衣服を脱がせた海馬を自分の膝の上に載せた。そして海馬の両方の膝裏を掴んでガバッと左右に割り開いてやる。本当は全部脱がせたかったんだけど、先に両手を後ろに縛っちゃったからYシャツが脱がせられなかったんだよね。残念だけど、まぁいっか。
 ていうか…ちょっと凄い光景が目の前に広がっちゃってるんですけど。
 いつも背面座位をやる時は、当然の如く海馬の前面は見られない。項に口付けたり、快感に震える背筋を見るのが楽しかったりするからそれはそれでいいんだけど、こうやって鏡に映った姿を見ると破壊力抜群っていうか…。滅茶苦茶エロイ!!

「うわ…凄い格好…。全部丸見え」
「何が凄いだ…っ。貴様がやらせているのだろう!! 早く降ろせ!!」
「嫌です。今日はこのままだって決めたからな」
「なっ…何だと…っ!? いい加減にしろ…城之内!!」
「またまた、そんな事言っちゃって。本当はオレにヤラシイ事されるのが好きな癖に。海馬はドMだもんなぁ」

 暴れる海馬の耳元でわざと低く囁いてやったら、ピクリと反応して急に静かになった。顔を近付けている為に、海馬の喉がゴクリと鳴る音もはっきり聞こえて、前の鏡を見るとその顔に朱が差しているのもよく見える。
 うーん、これはまた…何て言うか…。マジで言葉と想像だけでイケるかもしれない。

「今…さ。ヤラシイ事されるの…想像しただろ」

 意地悪げにそう聞いてみれば、赤い顔のままコクリと頷く。
 よしよし。これは完全にスイッチが入ったな。良い調子だからこのまま続けてみよう。

「へー。やっぱり想像しちゃったんだ。どこをどうされるのを想像したのか、オレに教えてくれる?」
「ど…どこって…っ」
「オレSになっちゃったからさ。ドMの海馬君の考えている事なんてよく分からないんだよね。だからちゃんと教えて?」
「そ、そんな…事…、言える訳ないだろう…っ」
「何で?」
「何でって…っ。い…いつも通りの事しか…考えていない…っ!」
「ふーん。いつも通り…ねぇ。オレいつも何してるっけ?」
「ま、まず…キス…を…して…」
「うん、キスだな。口ん中にベロ入れて、一杯舐めてやってるもんな」
「っ………!」
「海馬は舌先と上顎とベロの付け根が弱いんだっけか。そこ舐めてやると、口の端からダラダラ涎垂らしちゃってさ」
「っ…ぅ…っ」
「垂れたそれを舐められるのも好きだよな。あと首筋? 歯を立てて噛みつかれるのもお気に入りだよねー。鎖骨の辺りとかも歯を立てて痕が残るくらい吸われると、堪んないって顔するもんな」
「あっ………」

 海馬の背がビクリと反応して、薄い背中がオレの身体に強く押し付けられた。目の前の鏡を見ると、丁度海馬のペニスがくくっ…と動いて頭を擡げたところで、予想外の好反応にこっちが嬉しくなってしまう。
 何だか凄くワクワクしてきた。これは多分…イケる!

「それから? いつもはそれからどうするっけ? 海馬…教えて」
「そ…それから…っ」
「うん?」
「それから…、その…あ…あの場所を…っ」
「あの場所? ダメだよ海馬。ちゃんと言葉で言ってくれなくちゃ」
「あぅ…っ。胸…を…」
「胸じゃないでしょ。海馬の気持ちいいところをちゃんと教えて」
「っ…うっ…! ち…乳首…を…っ。な、舐めて…っ」
「そうそう。乳首を舐めてあげるんだよね。歯を当ててちゅっちゅって吸ってあげると、可愛い声出してくれるんだもんな」
「ふぁう…っ!」

 膝の上に載せている海馬の身体がビクビクと痙攣し始めた。鏡に映っている海馬の顔はもう真っ赤に上気していて、青い瞳は情欲でうるうると潤んでいる。今日は全く触ってないっていうのに、いつも可愛がってあげている乳首が硬く勃っているのが目に見えた。目線を下にずらすと、完全に勃起しているペニスの先端から、じわりと先走りの液が溢れているのも確認出来る。乳首もペニスも先っぽがフルフル震えてて、その可愛らしさにオレは完全にノックアウトされた。
 ヤベー、超可愛い!
 というか、言葉責めの予想外の楽しさに、オレは完全にハマりつつあった。
 海馬の魅惑的な身体に直接触れないのはつまらないし、こっちもそれなりに辛いんだけどさ。でもそれ以上に海馬の反応が凄く良くて、見てるだけでも楽しくて仕方が無い。
 これはまた新しい楽しみを見付けちまったな…。

「ほら、海馬。ちゃんと目を開けて鏡を見てみ? もうこんなに大きくなってんじゃん。ガッチガチだし」

 言葉だけで責められて感じている事が恥ずかしいんだろう。目をギュッと強く瞑って震えながら耐えている海馬の耳に、熱い吐息と共にそう吹き込んでやった。
 オレの言葉にブンブンと首を左右に振ってたけど、オレが「いいから見ろってば」と強く言えば、観念したようにそろそろと濡れた瞳を開けてくれた。
 今現在、海馬を支配しているのはこのオレ。ドMの海馬は支配者のオレの言葉には絶対に逆らえないように出来ている。
 いや、そうなるように仕向けたのは海馬自身なんだけどな。

「っ………!!」

 鏡の中の自分の痴態に大きく目を瞠って、海馬は真っ赤な顔で俯いてしまった。
 まぁ…仕方無いよな。全然どこにも触られて無いのに、完全勃起しちゃってるんだもんなぁ。そりゃ海馬で無くても恥ずかしいわな。
 経過は順調ってところだけど、勿論オレはコレで許してやるつもりなんか無い。最終的には想像だけでイッて貰わなくちゃね。

「下向くなよ。ちゃんと見ろって」
「む…無理だ…っ」
「何でだよ。自分の身体だろ? いつもは自分から大股開いてオレの事を誘う癖に」
「それ…は…っ」
「こんなに硬くさせて、ヤラシイ涎までダラダラ流しちゃってさ…。本当に海馬は好き者だなぁ」
「っ…くっ…!」
「素直になれよ。足開いてさ、オレがそこに顔埋めてさ、お前のアレをベロベロすんの…。好きだろ?」
「っ…! ぁっ…!」
「先っぽに舌先入れてグリグリーってすると、ビクッて腰跳ねるよな? アレ、そんなに気持ちいいの?」
「っ………!」
「かーいーばー?」
「…ぃ…ち…いぃ…っ」
「んー? よく聞こえないんですけどー」
「き…気持ちいい…っ!」
「そっかー。気持ちいいのか。んじゃさ、ペニスしゃぶられるのと、後ろの穴舐められるの、どっちが気持ちいい?」
「なっ………!?」
「ね? どっちが気持ちいい? ていうかどっちが好き?」

 オレの意地悪な質問に、海馬は開けていた目を再び強く閉じてしまった。顔はもう真っ赤っ赤で、瞑った目の端からは涙がボロボロと零れ落ちる。
 一瞬やり過ぎたかなとか思ったけど、どうやらそうでもないらしい。ペニスはもう硬く勃ち上がって先端から先走りの液をダラダラに垂らしていたし、腰は独りでにユラユラと揺れてしまっている。
 あーこれ、マジでよがってんだな。この調子なら、もうちょっと…かな?

「ねー? どっち? 海馬」

 少しずれてきた身体を抱え直しながらそう言ったら、海馬がふるりと睫を震わせて細く瞳を開ける。涙で濡れそぼった青い瞳が宝石みたいで綺麗だった。
 ハァハァと上がってきた息を苦しげに吐き出しながら、海馬は半開きの唇から震える声で答えを紡ぎ出した。

「ど…どっち…も…好きぃ…っ」
「そっか。海馬はどっちも好きなのか。お尻の穴もべちょべちょに舐められて、ゆるゆるにされるの…気持ちいいんだな?」
「はぅ…っ! き…気持ちいい…っ!」
「そこに指入れられて前立腺グリグリされるのも好きだよな? 気持ち良過ぎて、アンアン言っちゃうもんなぁ」
「くふっ…! はっ…あぁっ! 好…き…っ! グリグリ…好きぃ…っ!」

 快感に負けて素直になった海馬に感動しつつ、オレは海馬の顔の前に右手を差し出した。人差し指と中指と薬指の三本を綺麗に揃えて、敢えて目の前でクイクイッと動かしてやる。

「ほら、見て。いつもこんな風に動かしてやってるんだぜ。こうやって指先でお前のイイ場所を…こうグリグリって」
「あっ…! あぁっ…!」
「そのたびに海馬は身体ビクビクさせて跳ね上がるもんな。なぁ…いつもどんな気分なの?」
「ひゃぅ…っ! あっ…! じ…じゅわっ…て…する…っ! あ…熱いの…が…っ、頭に…届いて…っ。ビリビリッ…って…っ!」

 ビクリビクリと海馬が快感に震える度に、オレの膝の上から身体がずり落ちる。それを何とか支えようとして、オレは持っていた膝裏を抱え直して元の位置に戻してやった。その時、思った以上に足を高く抱えあげてしまって、向かいの鏡に海馬の後孔が丸見え状態になる。
 今日は全然弄ってないそこは、だけど既に柔らかく綻んでいて…。真っ赤に熟しながらヒクヒクと痙攣していた。更にペニスから溢れた先走りの液が竿を伝ってそこまで流れ着いていて、卑猥に滑る様が本気で厭らしい。
 それを見た瞬間に、オレの脳裏に「触りたい…っ!」という欲求が生まれてしまった。けれどそこはぐっと我慢をする。
 触った途端にいつものセックスになだれ込んでしまうのは目に見えていたし、それは非常に魅力的な誘惑ではあったけど、本来の目的では無いからな。

「そうだよな。海馬はここを触られると、頭ヘンになっちゃうんだよな」

 異様な興奮にオレ自身の呼吸も荒くなっている。口内に溜まる唾を何度もゴクリと飲み込みながら、海馬の耳元での囁きを続けた。

「それでさー。指でグリグリされるのと、オレのアレでグリグリされるのと、どっちがヘンになっちゃうの?」
「あふぅ…っ! あ…ぁ…っ! ア…アレが…いい…っ!」
「やっぱアレがいいんだ?」
「っ………!!」
「コクコク頷いてないでさ、ちゃんと言葉で言ってよ。お尻の穴にオレのアレ挿れられるの…好きなんだよな?」
「す、好き…っ! 一杯…一杯入るの…気持ちいい…っ!!」
「オレも好きだよ。お前の狭くて熱い肉を押し分けて奥まで入るの…。気持ちいいもん」
「はっ…! やっ…! あぁん…っ!!」
「ぐっちょぐっちょの穴ん中、死ぬほど突いて擦ってさ。その度にヤラシイ音がして…」
「ひぁ…っ! あっ…くぁっ…!!」
「じゅっぷじゅっぷって。時々空気が抜ける音もするよな? ぐっぷぐっぷって感じでさ」
「あっ…あっ…あぁっ…!! やぁっ…!! ダ…メ…っ!!」
「ジュプジュプのグチョグチョ。身体の奥をオレので突き上げられるのも大好きだもんなぁ。ゴツゴツッて」
「ひっ…うっ…! あ…あぁっ…!! 好…き…っ。好きぃ…っ! 城之内…っ!!」

 オレの言葉に翻弄されてひぃひぃ喘いでいる海馬の姿は、はっきり言って最高にエロかった。オレのペニスも完全に勃起していてジーンズなんかパンパンに膨らんじゃってるけど、ここはとにかく我慢するしかない。
 腰を浮かせて硬くなった勃起を海馬のお尻に押し付けて「ほら、こんな感じで。ゴツ…ゴツ…って」なんて言いながらゴリゴリしてやったら、「いやあぁぁ…っ!!」なんて可愛い悲鳴を放ってくれた。
 海馬もそろそろ限界らしくて、膝の上に載っているお尻が快感を求めて浮き上がり、持ち上げている足なんてもうガクガク震えっぱなしだ。喘ぎ続けて閉じられない口の端からは唾液がトロトロと流れて、顎の先からポタリポタリと落ちまくっている。
 うわ…もう…。これは本格的にマズイ事になってきた…。
 海馬を責める言葉が止まらない。止まらないっていうよりは、止まれない…っ!!

「やらしいなぁー海馬は…」
「うっくっ…! んっ…はぁ…はふっ…!」
「それでさ、いっちばん奥で射精されるともう堪らないでしょ? 中のお肉にオレの精液をビューッてかけられると、頭おかしくなっちゃうんだよな」
「やぁぁっ…!! な…るぅ…っ! も…おかしく…なるぅ…っ!! 熱いの…が…欲しい…っ!!」
「そうだよな。中で出されて、熱いのでお腹一杯になるのが大好きなんだもんな」
「あひぃ…っ! あっ…も…もう…っ! やっ…やめてぇ…っ!!」
「お? イキそう? 海馬?」
「はぅ…っ!! ふぁ…っ!! ダ…メェ…っ!! も…出るっ…っ!!」
「うん。いいよイッて。海馬が白いの一杯出すの、ちゃんと見ててあげるから」
「やっ…!! やだぁ…っ!! 見るなぁ…っ!!」
「やだじゃないの。本当は見てて欲しいんでしょ? いい加減素直になって、ちゃんとお願いしなきゃね」
「くぁ…っ!! あっ…うぁあっ…!!」
「ほら、海馬。イクから見てて下さいは?」
「あっあっあっ…!! じょ…う…ちぃ…っ!!」
「海馬…言って?」
「あっ…! も…もう…イクッ…!! イッちゃう…か…ら…見て…て…っ!!」
「うん、見ててあげるよ。だからもう…イッちゃいな」
「ひぃっ…! ひゃぁ…っ!! ひああぁぁぁぁっ――――――――――っ!!」

 次の瞬間。オレの膝の上で思いっきり身体を仰け反らせた海馬は、ガチガチになっていたペニスから凄い勢いで射精をした。ビュクビュクと溢れる白濁液が飛び散って、海馬自身の下半身やオレの膝を汚していく。
 鏡越しに見るその光景がどれだけ凄まじかったか…っ!! その破壊力たるや想像を絶するってヤツだ。
 数度に分けてたっぷりの精液を放った海馬は、今はぐったりとオレの膝の上で脱力している。ゼェゼェと荒い呼吸をしているところ大変申し訳無いとは思ったけど…、オレの我慢も限界だった。

「海馬…っ。ゴメン…っ!!」

 とりあえず先に謝っておいて、ぐったりしている身体をベッドの上に放り投げる。手早く自分の衣服を脱いでベッド下に投げ落とし、射精した余韻で全く動けない海馬の足を肩に担いで、そして先程から厭らしくヒクついている後孔にペニスを宛がった。
 そしてそのまま体重をかけて、海馬の体内に一気に押し入った。

「うぁっ…! ひっ…! あぁぁっ―――――っ!!」

 入り込んだショックで海馬がまた軽くイッたようだけど、もうそれを気遣う余裕はオレには無くて…。
 結局オレは朝方まで海馬を解放する事が出来なかった。



 次の日の朝…って言っても眠ったのが明け方だったからもう昼近くになってたけど。オレは海馬のベッドで目を覚まし、怒られるのを覚悟で自分の隣で熟睡している海馬の肩を揺さぶって起こす事にした。
 とりあえずやり過ぎた事をちゃんと謝らなきゃなぁ…とか、珍しく人が殊勝な事を考えてたってのにさー。
 目覚めた海馬は不機嫌どころか、至極上機嫌で。それどころか裸の身体をすり寄せて、ピッタリくっついて甘えて来た。そしてトドメの一言が…。

「昨日のアレ…。凄く良かったぞ…。たまには…あぁいうのもいいな。またやってくれ…」

 だもんだ。
 流石ドMの海馬君です。オレの予想の遙か斜め上を行ってくれました。
 そこはこういう恋人を持ててホッと一安心するべきところなんだろうか、もしくはさめざめと泣くところなんだろうか…。
 海馬の調教によってドSにはなったけど、まだ人としての良心は捨てきっていない為、時々こんな風に海馬の言動に悩まされてしまうのが玉に瑕ってヤツなんだろうなぁ。
 でもまぁ…いいか。
 幸せな事には変わり無いし、何より頬を染めて擦り寄ってくる海馬が可愛くて仕方無いからな。
 そういう訳で、オレは朝…じゃなかった昼間っから再び頑張る事に決めて、可愛い海馬の上に覆い被さった。
 ただし今回は普通のセックスだ。
 毎回あんなんじゃ、こっちの身が持たないっつーの。