城海前提の触手×海馬。
ついにやっちゃった触手ネタですw
エロエロだと思いますので、苦手な方は緊急避難をお願い致します~!!
薄暗い部屋にキーボードを叩く音が響く。
オレは組んでいたプログラムの最後の文字を入力すると、エンターキーを押して大きく息を吐き出した。
ここはオレの私室の隣にあった空き部屋を利用して作った、簡易サーバールームだ。
本来のサーバールームはKCの地下にあるのだが、一々会社に戻っていたのでは不都合極まり無いので、オレの一案で屋敷にも簡易の部屋を作ることにしたのだ。
これで仕事がしやすくなったというのは勿論あるが、オレにはもう一つ別の目的がある。
それはこの屋敷にサーバールームが出来た事で、より城之内とヴァーチャル世界での遊びがしやすくなったという事だ。
恋人として付き合い始めてから初めて分かった事だが、はっきり言って城之内にはドSの素質がある。
本人は必死で否定しているが、ドMの俺から見れば奴のS気質は本物であるし、オレとしてもそれを見逃す訳が無い。
そういう理由でこの頃は現実世界からヴァーチャル世界まで様々な場所で様々なプレイをし、俺は着々と城之内のドS化計画を進行しているという訳だ。
実はいまやっていた作業も仕事ではなく、城之内と『遊ぶ』為のプログラムを組んでいたのだ。
目の前のモニターには巨大な磯巾着の化け物のようなものが、ウネウネと身を躍らせている。
この化け物はオレが城之内に触手プレイをさせる為だけにデザインした代物だ。
城之内にプレイをさせると言っても、別に奴にコイツをけしかける訳ではない。
コイツをけしかける先は…このオレだ。
遊び方は別に難しくは無い。
普通のゲームのようにオレがプログラムしたいくつかの行動パターンを組み合わせて、それをこの化け物に命じるだけだ。
命じた行動を決定させると、化け物はそれに習って命令されたプログラムをこなしていくだけ。
これならPCに疎い城之内でも、簡単に遊ぶ事が出来るだろう。
そこまで考えて、オレは改めてモニターの中の化け物を見つめた。
黒地にモスグリーンの斑模様の醜い化け物は、見ているだけでも吐き気を催す程気持ちが悪い。
この化け物を城之内が操って、それにオレが犯されるのだ…。
そう思った瞬間、ゾワゾワとした快感が背筋を昇ってきて、オレは自分の身を抱き締めるとうっすらと笑みを浮かべてしまっていた。
相変わらずオレ自身はド変態らしい。
まぁ、自分の事は自分がよく知っているから、別に何とも思わんけどな。
マウスを使ってモニターの中の化け物を上下左右に眺めながら、それにしても…とオレは思う。
ここ最近ヴァーチャル世界でのプレイが多くなってはいるが、どんなに激しいプレイをしてもそれで満足するという事が無いのだ。
プレイが終わった瞬間はそれなりに満足しているのだが、現実世界に戻って来た途端、何か物足りなさを感じてしまう。
逆に言えば現実世界では、城之内が好きだという極一般的なセックスをしただけでも、何故か身体はそれで充分に満足するのだ。
やはり脳への電気信号だけの刺激と、身体に直接刻みこまれる刺激とでは、快感というものは比べものにならないんだろう。
それ故オレ達はヴァーチャル世界のプレイだけにハマる事も無く、現実世界でもしっかりとセックスをしているのだ。
むしろこの頃は現実世界でのプレイの方が多くなってきている。
そういう事でオレは、久しぶりのヴァーチャル世界でのプレイをより楽しんで貰う為にコイツを作り出したという訳なのだ。
モニターの中ではすっかり出来上がっているその化け物を実際に見に行く為に、オレは座っていた椅子から立ち上がった。
プログラム上では完璧に出来ていても、ヴァーチャル世界で実際に目の当たりにするのとではイメージというものが全く違ってくる。
それを確かめる為に、オレはヴァーチャル世界に降りる為のカプセルに入り込んだ。
行動プログラムは入力していないから、例え目の前に降りていっても化け物は何も出来ない。ただそこに存在しているだけだ。
「とりあえず温度と質感か…。修正が必要なら後で直せばいいか…」
そう呟いてオレはゆっくりと目を瞑り、やがて意識はヴァーチャル世界へと飲み込まれていった。
目を開けるとそこは一面の白い世界。
当たり前だ。この化け物を作った空間にはまだ何の背景も入れてはいなかったからな。
でも何か仮に入れて置けば良かったか…。目が眩しすぎる。
そう思いながらオレは自らが作った化け物に近付いていった。
大きさはオレの二倍程度。
プログラムを組んでいる時はそんなに大きいとは思っていなかったが、実際目の当たりにするとそれなりにデカイ事が分かる。
「もう少し小さくても良かったか…? いやしかし、あまり小さいのも迫力が無いな…。大体これは、コイツがオレを犯すのを見させて城之内を興奮させる為に作ったのだから、むしろもっと大きくてもいいのか…?」
ブツブツ言いながらそっと触手に手を伸ばして触ってみる。
触れた途端ぬるりと滑る粘液と人間の体温より若干低いその温度が、最高に気持ち悪かった。
強く掴むとグニグニとした触感が伝わってきて、その感触や太さが男性のアレを思い出させてオレはブルリと震えてしまう。
「ククク…最高だ。よし、今度城之内が来たらこれで遊ばせてやろう」
オレは自分の作った物に満足し、一旦現実世界に帰る為に振り返った。
だが次の瞬間、オレは後ろから突如襲ってきた触手に雁字搦めにされてしまう。
「なっ………!?」
一瞬何が起こったのか理解出来ず目を白黒させるが、巻き付いた触手がオレの服を溶かし始めたのを見て、漸く事態が飲み込めた。
オレは今、自分が作った化け物に襲われていた。
巻き付いた触手は力を弛めることもなく、ズルズルと動き回りオレの服を溶かし続けている。
「や…やめろ…っ!!」
思わず大声を出して抵抗するが、たかが人間の力でこの化け物の触手から逃げられる筈が無い。
その事がオレにはよく分かっていた。
何故ならば…、そうプログラムしたのは他でもないこのオレだからだ…。
しかし何故だ?
この化け物は『外』から行動パターンを入力して決定しないと動き出さない筈なのだ。
たかがプログラムに意志などある筈もなく、人間が弄らなければ決して動く筈が無いのだ。
あり得ない事象に混乱してしまい、適切な行動が取れない。
その間に服は殆ど溶かされてしまって、現れた素肌に触手がズルリと這い回った。
「っ…! ひっ…!」
余りの気持ち悪さに悲鳴をあげてしまう。
粘液を纏わり付かせたその触手は、ズリズリとオレの身体を這いずり回り、動きを止める気配は無かった。
「くっ…! この…や…め…っ!!」
何とか触手を引き剥がそうとその内の一本を手で掴み取ると、急にそれが伸びて手首に絡まってきた。
反対側の手首も同じように絡め取られて腕が無理矢理持ち上げられ、オレの身体は空中に吊されてしまう。
完全に宙に浮いてしまったオレはもう何の抵抗も出来ずに、再び纏わり付く触手に好き勝手に蹂躙されていくしかなかった。
「あっ…! い…いやだぁ…っ!!」
人間の体温より若干低い温度の触手は触れられるとヒヤリと冷たくて、まるで巨大な蛇か何かに巻き付かれているような気がして生理的嫌悪感を催す。
それでいてヌルヌルとした粘液を纏っている為、それが何か得体の知れないものを想像させてオレは鳥肌を立ててしまった。
気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い。
だけどそれなのにオレの身体の中心は、まるで火が付いたように熱くなっていた。
「あぁ…っ、はぁ…っ」
たまらず熱い息を吐き出した。
今や化け物の触手は、太いものから細いものまで全てがオレの身体を這いずり回っている。
首や太股に太い触手が絡みつき、粘液を擦りつけながらズルズルと動かれると、それだけでゾクゾクとした快感が背筋を駆け上がる。
細い触手がオレの手指の付け根を縫うように走り、手への愛撫が弱いオレはそれだけでブルリと身体を痙攣させた。
やがて一際太い触手がオレの足の間に入り込み、まるで股下を撫でるようにズルリとぬめった表面で前後に動き出す。
「うぁ…っ! ひぁっ…ん!! あっ…あぁ…、くぅっ…!」
股間が触手の出した粘液でぬるりと濡れ、じわりとした快感がオレを苛んでいく。
ビクビクと身体を揺らしていると、中くらいの太さの触手が勃起していたオレのペニスに巻き付いた。
そしてキュッと強く締め上げられてしまう。
「やぁっ…!! あぅっ…、や…だ…。やめろ…っ!」
きつく締め上げられたままヌチヌチと動かれる。
まるで人間の手に強く握られたまま愛撫されているようで耐えきれない。
あっという間に絶頂感がオレを支配するが、根本を強く握られている為射精する事も出来なかった。
触手はまるで弄ぶかのように、強く弱くオレを苛んでいく。
その強すぎる快感にオレは喘ぎを止める事も出来ず、開けっ放しの口からは涎がボタボタと零れ落ちる。
その口の中に、ペニスに巻き付いているのと同じ大きさの触手が無理矢理入って来た。
「んんっ…!! んっ…むぐぅ…!!」
文句を言おうにも口が塞がれてて何も言うことが出来ない。
そうこうしている内に足に纏わり付いていた触手の内の一本がズルズルと這い上がってきて、やがてオレの後孔の入り口に辿り着く。
これからその触手が何をしようとしているのかが嫌でも分かってしまって、オレは首をブンブン横に振りながら必死に抵抗した。
だがオレのそんな抵抗などあって無いようなもの。
触手は暫く入り口を撫でるように愛撫していたかと思うと、そのままズルリとオレの身体の中に入り込んできた。
「っ………!? んっ…ぅ―――っ!!」
思っていたよりもずっと太いそれに、オレは一瞬呼吸が出来なくなり身悶えた。
中に入り込んだ触手はオレの内壁を擦るように暫く上下に動き、やがてオレの前立腺を見付けそこを先端でグリグリと押さえつけてくる。
「んんっ!! ぅ…ふぅっ…ん!! んっ…んっ…あむぅ…っ!!」
何度も何度もしつこく刺激されて、オレの頭は真っ白になった。
感覚だけで言うならもう何度もイかされているのに、オレのペニスの根本は相変わらず強く締め付けられ、射精する事が叶わない。
更にいつのまにか細めの触手がもう一本挿入されていて、オレは二本の触手に後孔の最奥を犯され気が狂いそうになっていた。
両足に巻き付いた触手が左右に分かれていき、そのせいでオレは大きく足を開かされてしまう。
足を開いたせいで中が動きやすくなったらしく、体内の二本の触手がグネグネと大きく動き、限界を超えた快楽にオレは引き付けを起こしたかのようにビクビクと痙攣し続けてしまっていた。
悲鳴を上げようにも口内に入り込まれた触手でそれも叶わず、鼻から籠もった喘ぎを漏らすのが精一杯だった。
身体中触手に付けられた粘液でベトベトになり、流れ落ちたそれがオレの震える爪先からポタポタと床に零れ落ちていく。
顔も涙と涎と粘液でグチョグチョになって、両手を拘束されている為それを拭う事すら出来ない。
余りの苦しさに激しく首を振ると、それで漸く口の中に入っていた触手が外れて下に落ちた。
「い…いや…、もう…っ」
息も絶え絶えになって、もう何も考える事が出来ない。
それでも痺れ切った脳裏に、ただ一人の姿が思い浮かぶ。
「た…たすけ…っ」
来る筈は無いと思っていた。
オレが簡易サーバールームで何かをしていた事も、一人で勝手にヴァーチャル空間に降りていった事も、奴は知らない筈だ。
更に言えば、確かに今夜会う約束はしてあったが、もっと遅い時間に来ると言っていた。
だから奴が来る筈は無い。
だけどオレは、助けを求めずにはいられなかった。
「じ…城之内…っ!! 助け…て…くれ…っ!! 城之内ぃ………っ!!」
必死に叫ぶと、途端に触手の動きが止まった。
そして力を無くした触手は、そのままオレの身体を解放した。
ズルリと転がり落ちるように床に降ろされたオレは、あまりに突然の出来事に呆気に取られてしまう。
何だ…。一体何が起きた…?
パチパチと瞬きを繰り返してその場に座り込んでいると、頭上から声が響いてきた。
『おい、反省したか? バカイバ』
この声は…っ!
慌てて頭上を見上げると空間が四角く区切られていて、そこには現実世界の城之内がモニターを覗き込むようにオレを見ていた。
「じ…じょうの…うち…」
『たまに仕事を早く切り上げて来てみれば、まーたくだらない事してやがって…。いい加減にしろよ、ホントに』
モニターの向こうの城之内は酷く不機嫌そうだった。
ていうか、多分アレは怒っている。
それも…もの凄く。
「コイツの行動プログラムを動かしたのは貴様か?」
恐る恐る尋ねてみると、途端にギロリと睨まれてしまう。
あぁ、もうその冷たい視線が溜まらなく格好良い…ってそうじゃない。
オレは自分の変態具合に呆れつつも、とりあえず事態がまずい方向に動いている事だけは理解した。
「城之内…、オレは…その」
『海馬。お前の事だから、どうせこの化け物使った触手プレイとか考えていたんだろう?』
「うっ…。そ…それは…」
『オレがこれを操ってお前を犯して、それで触手にまみれたお前を見させてオレを興奮させようと…。そういう事なんだよな?』
「た…確かにそうだが…」
『馬鹿か!!』
突然大声で怒鳴られて、オレは言葉を失った。
今までどんな無茶なプレイを強いてきても、呆れられた事はあったがこんなに本気で怒られた事なんてない。
城之内がいつもの城之内じゃ無い事に、オレは漸く気付く。
奴は今…本気で激怒していた。
『馬鹿だお前は! 大馬鹿だ!! 馬鹿だ馬鹿だと思ってはいたが、ここまで大馬鹿だとは知らなかった!! この馬鹿!!』
馬鹿という言葉を連発して、城之内は怒鳴り続けていた。
流石のオレも、ここまで馬鹿という言葉を連続で投げ付けられた事は無い。
『てめぇが心底惚れている奴が、他の知らない人間や何だか分からない化けモンに犯されているのを見て、お前は本気でそれに興奮出来るとでもいうのか!? 少なくてもオレは無理だね。今だってすっげー胸糞悪いんだ!!』
モニターの向こうの城之内は、怒りを抑えるような、それでいて苦しそうな悔しそうな複雑な顔をしてオレを睨んでいた。
『お前に少し仕置きするつもりでプログラムを動かしたけど、今本気で後悔してる。ていうか余計腹立ってきた…。いいからもう早くこっちに戻って来い!! たっぷり説教くらわしてやるからな!! そんでもってお仕置きだ!!』
城之内はモニターをバンバン叩いて怒鳴り散らしている。
あぁ…そんなにモニターを叩かないでくれ…。
それは特注品で、結構大事に使っているものなんだ…。
とりあえず城之内の怒りを静める為と大事なモニターを守る為に、オレは現実世界に帰ることにする。
そう言えばどさくさに紛れて忘れていたけど、オレは一度もイッていないんだよな…。
身体の奥に燻った熱を抱えたまま、オレは「仕方無いか…」と一人呟く。
どうせ現実世界に戻った途端に、頭に血が昇った城之内の説教が待っているんだ。
そして多分その後には…お仕置きが。
そのお仕置きに期待するとして、オレは暫くは大人しくしていよう…と心に決めた。