*素質シリーズ - ページをめくる - **素質Ⅱ

城之内×海馬。
『素質(ドM海馬君による凡骨ドS化計画)』の続きですw
結構マニアックプレイ入ってますので、読まれる際は充分にご注意下さい。
ちなみにこの小説の海馬は、幼い頃に性的虐待を受けた過去がありません。
よってトラウマも何も無いので、結構平気でこういうプレイをしたりします。

この小説は物凄いイラストで私の脳にダイレクトアタックをかましてくれた、『赤菫堂』のイミフ メイ様に捧げます(*´∀`*)

 




「っ…! はぁ…っ」
 オレは既に今日何度目か分からない射精を終え、海馬の体内から自分自身を取り出した。
 今オレの目の前には、12、3歳の姿をした海馬がベッドに横たわっている。
 首と右手首には革のベルトが巻かれ、そこから繋げられた鎖によってベッドの上から逃げられないようになっていた。
 まだ幼い顔を上気させ快感に咽び泣くその姿は痛々しいが、ここにいる海馬は本当の12、3歳の海馬ではない。
 この光景はあくまでヴァーチャルにしか過ぎず、その中身は勿論いつもの17歳の海馬だ。
 オレが自身を抜いた事によって幼い身体をフルリと震わせて感じている姿に、また胸が痛くなる。
 だけど当の本人は、至極嬉しそうにこちらを見ていた。
「なぁ…。やっぱりこの姿だと自分が人でなし…というか鬼畜になったみたいで嫌なんだけど」
 耐えきれなくなってそう抗議すると、海馬はいつもとは違う甲高い声で「ふん」と鼻を鳴らした。

「当然だ。それが目的だったんだからな」
「あのぉ…。やっぱり普通の身体で普通にセックスしませんか…?」
「わざわざヴァーチャル世界に来てまで普通のセックスする意味が分からん。せっかくこの姿になったのだ。存分に楽しめ」

 付き合いだして初めて本性がドMだと分かった海馬は、その後オレのドS化調教を怠らなかった。
 以前はたまにしか行わなかったSMプレイも、最近は数を増して来てしまっている。今日もこうしてわざわざヴァーチャル世界に連れて来てまで、オレに酷い事をさせていた。
 海馬曰く、オレには元々そういう『素質』があるらしい。
 自分では全くそんな気はしないんだけど、恋人でドMの海馬は何とかその才能を伸ばそうと躍起になっていた。
 ていうか、そんなに真剣になる事か?
 オレ自身は普通の幸せ一杯のセックスが好きだったから、海馬が本気になればなる程罪悪感を感じてしまう。
 ましてやこんな姿の海馬相手に無理矢理犯させるなんて…、いくらなんでも趣味が悪過ぎるだろう。
 一応ただのグラフィックデータと言うことで実際の子供よりセックスしやすいようになっているんだろうけど、それでもオレは何だか遣り切れない思いに捕らわれていた。
 はぁ~と大きな溜息を吐いたオレに、早速続きを促してくる。

「さぁ次だ。早くしろ凡骨」
「凡骨って言うなよな。つか何発やらせんのよ…。もう打ち止めのような気がするんだけど…」
「安心しろ。ここはヴァーチャル空間だから打ち止めなど存在しない。貴様のグラフィックデータには何度やっても直ぐ回復するようにプログラムされている」
「うぇ…。用意周到過ぎるだろう」

 幼い顔に不似合い過ぎる妖艶な表情でオレを挑発してくる海馬に、オレは沸々と何かが湧き上がって来るのを感じていた。
 ていうか、もういい加減にしろよな!
 ずっと我慢していた何かが臨界点を超えて、オレはついに堪忍袋の緒が切れた。
 細い足首を握りしめてグイッと片足を持ち上げると、海馬が初めて本気で驚いた顔をした。
「な…何をする、凡骨!」
 焦った風に咎める声を無視して、オレは海馬の足の指先をベロリと舐めた。
「っ………!」
 途端にビクリと反応する身体に薄く笑って、オレは小指から親指まで順番に口に含んでいく。
 指の付け根にも丁寧に舌を這わせて親指の爪をカリリと噛んでやると、「ぁ…んっ!」と漸く海馬が余裕の無い顔で喘ぎ始めた。
 これは最近知ったんだけど、実は海馬は足を舐められるのが大の苦手らしい。
 感じやすいってのもあるんだろうけど、理由を聞いたら「そんな汚いところを舐められるのなんて耐えられない」って言っていた。
 つーかさ、足なんかよりもっと汚いところ舐めても何も言わない癖に、何でそんなところばかり気にすんだろうねぇ。
 そこまで考えて、凄い事を思い付いてしまった。
 オレは足から手を離してやって、膝を付いて海馬の足の間に座り込んだ。そして両手でその小さなお尻を抱えあげてオレの膝の上に乗せ、グイッと両足を左右に開いてやる。
 つるつるの秘所がオレの目の前に広がって、思わず熱い息を吐き出した。何度見ても凄い光景だな…と感嘆していると、海馬が本気で抵抗し出す。

「やめろ! オレはこんな事しろとは言っていないぞ!」
「いやだね。オレはもうキレました。こうなったらお仕置きします」
「な…何を言っているんだ! 凡骨!!」
「海馬。お前ってさー、ドMな癖に意外と見られるだけのプレイって苦手だったよな?」

 オレの言葉に海馬の顔色がサーッと青くなる。
 いい気味だと思って、オレは両手の親指でさっきまでオレのペニスを何度も銜え込んでいた後孔をグニッと左右に開いてやった。
 何度も何度もオレのを受け入れたそこは真っ赤に充血していて、更にそこからオレがたっぷりと注ぎ入れた精液がコプリと溢れてくる。
「ぁっ…、やめ…っ!」
 海馬が羞恥に震えて拒否するけど、そんなもん聞いてなんかやらない。
 小さな手で必死に秘所を隠そうとするけど、オレは無視して更に後孔を大きく開いてしまう。すると入り口で塞ぐものが無くなって、収まり切らなかったオレの精液がトロトロと零れ出て来た。
 その流れ出る感触が分かるんだろう、海馬が嫌々をするように首を振った。首の鎖がチャリチャリと鳴って、その音でオレはまた興奮してしまう。

「ほら、凄いぞ海馬。どんどん溢れてくる」
「ぁ…っ、いやぁ…っ! やだ…城之内ぃ…っ」
「どんだけお前の腹に収まってたんだよ。やらしいなぁ…海馬。腹苦しくなかったのか?」
「んぁっ…! も…やだ…っ、見ないでぇ…っ! ぁ…あぁっ、ふぁ…ん!」
「中も凄いぜ。こんなにひくつかせてさぁ…。お前エロ過ぎんだろ」

 恥ずかしい場所をじっくり見られることに感じているのか、他にどこも触っていないのに海馬がビクビクと震え出す。目元もほんのり紅くなって、大きな青い瞳から幾筋も涙を流していた。
 小さなペニスが反り返り細かく震えているので、扱いて楽にしてやろうと手を伸ばした途端、それは唐突に精を吐き出した。
「あっ…! ぁ…あぁ…あぅん…っ!」
 背筋を反らせて痙攣しながら、ピュッピュッと何度かに分けて海馬の身体の上に白い精液を降りかける。
 オレはその壮絶な光景を見て、思わず生唾を飲んでしまっていた。
「すげ…、お前…。見られただけでイッちまったのか…」
 熱の籠もった声で思わずそう言うと、海馬はその言葉に涙目のままキッと睨んできた。
 流石にちょっとやり過ぎたかなと思って声をかけようとしたけど、次の瞬間、唐突に激しい目眩に襲われてオレは何も言うことが出来なくなった。


「え? あれ?」
 気付いたらヴァーチャル空間に入る為のカプセルの中にいて、それでオレは漸く現実世界に帰って来た事を知った。
 それにしたって余りに突然戻らされたので、まだ頭の芯がグラグラしていて気持ちが悪い。
 頭に手を当ててゆっくり起き上がって隣を見ると、同じようにカプセルから起き上がった海馬と目が合った。
 当たり前だけどその姿はオレと同じ17歳の姿で、さっきまで小さな海馬を見ていたから妙な気分だったけど何となくホッとする。
 とはいえ、何かすっげー憮然とした表情でオレを見ているので、仕方無いからこっちから声をかける。

「海馬…、お前なぁ…。突然戻すの止めろよ。気持ち悪くなるじゃん」
「煩い」
「何だよ。そんなにあのプレイが気にくわなかったのか? お前もノリノリだったじゃんか」
「黙れ」
「ていうかいい加減立ったら? いつまでもそこにいる訳にはいかないだろ?」

 海馬に話しかけながらオレはカプセルの中から立ち上がって奴の側に行く。
 だけど海馬はいつまで経ってもそこから動きだそうとはしなかった。
「海馬…?」
 どうしたんだと思って呼びかけると、海馬は困ったような助けを求めるような顔でオレを見上げ「立てないのだ…」と小さく呟いた。
 その表情で、何故かオレはピンと来てしまった。
 嫌な予感がすっげーするけど、恐る恐る聞いてみる。
「海馬…もしかして…。また中で出しちゃった?」
 オレの問いに海馬は少し考えて…やがてコクリと頷いた。
 あっちゃー、またやっちゃったか…。
 前回の風呂場Hとは違って今回は下着内で出させるつもりは無かったから(ヴァーチャル世界ではやりまくったけどな)、オレはやり過ぎたと反省して海馬の近くに歩み寄る。
「仕方無いな。ほら、支えてやるから立てって」
 海馬の身体に腕を回して支えてやると、突然海馬がオレの首に両腕を回して抱きついてきた。
 そして耳元に唇を寄せてボソリと囁きやがった。

「今日はなかなか良かったぞ、城之内。合格点をやろう」

 その言葉に慌てて身を離して海馬の顔を覗き込むと、まるで悪戯が成功した餓鬼のような顔して笑ってやがった。
 ………っ!! チ…チクショォ―――――っ!! またコイツの作戦にまんまとハメられやがった…っ!!

「ふぅん…。やはり貴様にはドSの『素質』があるようだな。順調に目覚めていってくれているようでオレも嬉しいぞ、城之内」

 余りの悔しさに地団駄を踏んでいると、海馬がそう言って嬉しそうに笑っていた。
 い…嫌です…。勘弁して下さい…本当に…。
 頭を抱えて座り込んでいると、後ろから海馬がオレを呼ぶ。
「ところで凡骨。オレが今立てないのは本当なのだ。こうなった落とし前…きっちりつけてくれるんだろう?」
 涙目で振り返ると、紅潮した顔でオレを挑発する海馬の姿があった。
 その姿にまた心臓がドキッと高鳴って、海馬を苛めたくなってくるオレはいよいよ本気でヤヴァイのかもしれない。
 そう思いつつも、オレは自分の本能と欲求に従って、海馬に手を出さずにはいられないのだった…。