懐古ブームな二礼です、こんばんは。
『REMS』の散さんにネタSSをサルベージして貰ってから、すっかり戦中戦後ブームに突入してしまいましたw
大正から昭和初期にかけてのあの混沌とした時代って、何か浪漫があっていいですよねぇ~(´∀`)
歴史大好き人間なので、今凄く楽しいですw
で、戦争で思い出すのが『マヒナ号泣事件』です。
これだけ出されても一体何の事か分からないでしょうから、ちょっと詳細を書いてみますね。
登場人物その1『マヒナ』♂:その年の春に大学を卒業したばかりの、新任の国語の教師。優しくて思いやりがある良い先生でした。本名W田。
登場人物その2『ヤング』♂:自らを『ヤングT中』と名乗る、チョット…いやかなりオカシイ社会の教師。スマートで格好良かった。この時30歳前後だった筈。
これは二礼が中学一年生の時の話です。
一学期の終わり、梅雨が終わる頃に国語の授業は戦争話へと進みました。
確か戦争中にまだ幼い赤ん坊の弟が栄養失調で死んでしまう…というようなお話だったような気がします。
その課題に入ったのは、二礼のクラスが一番最初でした。
ある夏晴れの日、いつも通り授業を進めていたマヒナは「それじゃ、最初は僕が一通り読んでみせるから」といって、静かな教室内で一人教科書を読み始めました。
最初は普通に朗読していたマヒナ。
ところが途中から度々朗読が止まるようになりました。
そして最終的には「グスッ…! ふっ…グスッ…!」と鼻を啜り始めたではありませんか。
最初は夏風邪でもひいているのかと思っていたクラスメイト。
だがしかし、やがて衝撃の事実がクラス全体に知れ渡りました。
マヒナ…、教科書読んで泣いていました…;
顔を見れば一目瞭然、もうメッチャ泣いています。
ポケットから取り出したハンカチを握りしめて泣いています。
ついには全く朗読できなくなり、授業は一時中断。
更には生徒達の前で泣くのが恥ずかしかったのか、「ゴメン…、ちょっと…」と言い残し廊下へ出る始末。
ピシャリと教室のドアが閉められるのと同時に、廊下から「ふぉぉぉぉーーーーん!!」という大音響が聞こえてきました。
コレが俗に言う『マヒナ号泣事件』の真相です。
国語の教師という事もあって感受性が人一倍高かったんでしょうねぇ…。
それは分かるのですが、授業は続けて欲しかったw
ていうか事件はそれだけでは終わらず、マヒナの泣き声を聞きつけて隣のクラスで授業をしていたヤングが飛び出して来たのです。
ヤングは廊下で大泣きしているマヒナを見て、直ぐさまこっちの教室に入り込んで「W田先生を泣かしたのは誰だ!!」と叫びやがりました。
誰も泣かしてねーっつーの。
先輩教師のヤングはマヒナの事を心配してそう言ったらしいのですが、濡れ衣を着せられた我がクラスの名誉はがた落ちです。
全員が必死になって、「マヒナは朗読中に勝手に泣いた」とヤングに訴えかけました。
このクラスがここまで一致団結したのは、この時が一番でした。
(その後、球技大会でも体育祭でも文化祭でも合唱祭でも、大した一致団結は出来ませんでしたw)
こうして我がクラスの誤解は解け、マヒナはヤングに促されて鼻水啜りながら授業を進めました。ちゃんちゃん。
この事件は二礼の脳内に強烈に残ってしまい、未だに戦争系の話が出るとコレを思い出してしまいますw
今考えても凄い事件だよ…。
大の大人(しかも男)が「ふぉぉぉぉーーーーん!!」ってwwwww
いや、それ以来ウチのクラスのマヒナ好感度が大幅にUPしたのも確かなんですけどねwww
子連れ城海シリーズの短編集に『再熱』の後編をUPしました。
大人のエロを目指して、なるべくネチっこく…ネチっこく…とブツクサ言いながら書いていたら、大分時間がかかってしまいました。
ていうかエロを書くの自体久しぶりだったので、ちょっと色々手間取ったのも事実です(´―`;
しかも思ったよりネチっこくならなかった…orz
大人のエロって難しいんだな。
あ、あとついでにSS集の方にも、会話SS『猫の爪痕』をUPしておきました。
息子と娘の会話SSですが、微妙に『再熱』と繋がっています。
さて、エロリハビリも済んだ事だし、社長誕企画がんばるおー!!\(^o^)/
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